医学は、20世紀において、病んでいる人をではなく疾患を客観的科学的に扱うことにより飛躍的な進歩を遂げた。しかし、21世紀に入り、その歪みがさまざまな形で表出し始めている。
        「疾患は改善しているにもかかわらず、満たされた心の状態ではない」人々が多く存在することに、 我々医療従事者は、 心を痛めてきた。
        現代医療が完治させることのできない疾患をもった人たちが、 十分なケアを受けられないまま苦しむ姿にも接してきた。 また、 メタボリックシンドロームに代表される生活習慣病において、 種々のストレスのもとで、 自身必要性を痛感しながらコントロール不良の人たちにも多く接してきた。
        現代医療の隙間の中で苦しむこれらの人々に、 我々医療従事者は、 可能な範囲でより高い満足を提供すべく努力を続ける必要があると考える。
        そのひとつの術として、我々は、 10年にわたり、補完代替医療のひとつであるアロマセラピーの医療現場での応用に取り組み、それなりの成果をあげることができたと思う。 この取り組みをさらに継続し、 医療の隙間を埋める努力をつづけて行きたいと思う。
医療現場における会員の地道な努力の集積により学会は盤石なものとなり 会員が安心して堂々と医療現場で活動できるように会員を守る環境創りをする責務が学会にあることを明確にして、2020年6月20日に宣言された
明日から役立つアロマ・アロマセラピーの知識と実践、更に本学会が一層進化・発展する事を目指し、2021年12月11日に宣言されました。